利休に学ぶ

利休に学ぶ

初のお茶事体験

先日のお休みに裏千家の先生のご自宅の茶室で茶会に招いていただきました。

近代的な外観とはうらはらに門をくぐると立派な日本庭園が広がり、ガラス張りの中庭が出迎えてくれます。

一通りご挨拶を済ませ、待合にて茶事が始まるのを待つときも四季を感じるしつらえが隅々まで行き届いています。

茶事は初体験で、普段習っていることが圧倒的な茶室とおもてなしの心で頭から吹っ飛んでしまいました。

  

茶懐石も初めてだったので、作法などいろいろ教えて頂きながら大変おいしくご相伴になりました。

11月は炉開きということもあり、お茶の世界ではお正月にあたるそうで、お正月のお祝いにふさわしいお料理の数々を堪能させていただきました。

きっとこの茶会の為に何日も前に準備していたのでしょう、ご亭主のお気持ちが伝わるとても贅沢な時間を過ごさせていただきました。

お客様をおもてなしする心と感動を伝えるお茶の世界に、少しだけ千利休の心を感じる一日となりました。

余談ですが鼎の女将さんもこの日の為にびっしりと腕にカンニング用の作法をマジックで書いておりましたが、ほとんどがにじんでしまい役に立たず、着物からのぞく腕にはまだら模様のマジックのあとが哀愁を感じました。

kanae

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